2016年08月25日

適正なエネルギー量(カロリー)とは?

食事療法では適正なエネルギー量を守ることが大切です。診察時や食事指導の際にこの位のエネルギー量(カロリー)を目安にして下さいと言われたことがあるかと思います。
ではこのエネルギー量とは、どのように決められているかご存知でしょうか?

一日の摂取エネルギー量は年齢、性別、身長、体重、活動量等を考慮して決められますが、まずその人の標準体重を求める必要があります。

標準体重=身長(m)×身長(m)×22
以上の計算式で求めることが出来ます。下に大体の目安を記しますので参考にして下さい

140cm: 43.0kg
150cm: 49.5kg
160cm: 56.0kg
170cm: 63.6kg

上で求めた標準体重を使って、おおよその1日の適正エネルギーを算出してみましょう。

     軽い仕事(25〜30)kcal
標準体重×普通の仕事(30〜35)kcal=1日の総エネルギー量
     重い仕事(35〜40)kcal
     肥満の方(20〜25)kcal


軽い仕事(あまり身体を動かさない):事務・軽い家事程度の活動量
普通の仕事:立ち仕事や軽作業。比較的体を動かす。
重い仕事(よく身体を動かす):力仕事、肉体労働が多い。

血糖値の状態や年齢等でも前後しますが、男性は1400〜1800kcal、女性は1200〜1600kcalが目安です。1日3食の場合はこの値を三等分した数値が1食の適正エネルギーになります。最近は外食チェーンやコンビニでもカロリー表示をしている場合が多いので活用しながら適正エネルギー量に収めたバランスの良い食事を心がけましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 10:44| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月28日

熱中症と糖尿病...特に気を付けることは??

 真夏日が多くなり、みなさんも「水分をこまめに摂取すること」や「休息を充分にとること」で熱中症を予防していることと思います。
では、糖尿病と熱中症にどのような関係があるでしょうか。熱中症予防の際に、特に気を付けて頂きたいポイントがあります

@ 熱中症は予防が大事、症状が出てからでは遅いのです。
さんざんみなさんも聞いたことがあるかと思います。喉が渇いたころには体内の水分が2%(体重60sの方で720ml)失われています。少ないように思いますが、身体は電解質(ミネラル)や水分で繊細に調節されています。バランスが崩れ、症状が出たころに水で補給をしても吸収が遅く、間に合わずに症状が酷くなっていくことはご存知かと思います。特に糖尿病の方は神経障害の影響で熱中症の症状に気づきにくいことが知られています。また、口渇感を常に感じている糖尿病の方は、熱中症による口渇感に気づきにくい特徴もあり、一層気を付けて水分や休息をとる必要があります。
A スポーツドリンクの摂り過ぎに注意
 2つ前の記事「ペットボトル症候群(7/13)」にもありますが、スポーツドリンクの摂り過ぎによって高血糖になります。必要以上にスポーツドリンクを飲まないようにカロリーや糖分量を把握して飲むようにしましょう。 
B 食事のバランスに注意
暑いので調理の簡単な麺類や、冷たいアイスやゼリーなど炭水化物や糖分に偏りやすい時期です。また、これらの食事の偏りはビタミンや食物繊維が不足します。夏にHbA1cが高くなる理由は、暑いために食事のバランスが崩れたり、清涼飲料水を飲み過ぎたりするためではないかという考えもあります。さらに暑いことで運動をする機会が減り、活動量が少なくなることでもHbA1cも悪化します。
また、ビタミンは体力の回復に重要であり、食物繊維には食後の高血糖を防ぐ役割もあります。ご存じの通り、食事は糖尿病治療の基本です。バランスの崩れやすい時期こそ、気を付けたいですね。

真夏日が続き、生活が乱れやすい季節です。しかし、ちょっと意識した生活をするだけで血糖コントロールはよくなり様々な合併症は予防できます。何かお困りのことがあればお気軽にスタッフや医師にご相談ください。
posted by 岡本内科クリニック at 09:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月20日

普段と違う生活の際には

すっかり夏らしい気候になってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
夏休みに旅行の予定がある方もいらっしゃると思います。
国内の旅行でも、数日の旅行などは主治医に伝えておくと良いと思います。治療法によっては、医師と相談して旅行のスケジュールにあった薬の調節、緊急時の対処法などを確認しておくと安心です。

【旅行の際の持ち物チェック】
•経口血糖降下薬・インスリンと注射に使う器具
必要数のほかに、予備を必ず用意しておきましょう。予備があれば、緊急時にも対応できます。

•自己検査用グルコース測定器
自己血糖測定に使う器具は、特に旅行中は生活リズムが変わりますので、血糖値をまめに確認して血糖コントロールを維持するため、低血糖を防ぐためにとても大切です。

•補食(小さめのおにぎり等)
食事が摂れないときのために、捕食を用意しておきましょう。旅先のおやつとして考えれば負担にならず良いかと思います。

•低血糖対策
砂糖やブドウ糖などをすぐに取り出せるところに用意しておきましょう。

•持っていると便利な携帯薬
長時間の移動があって乗り物酔いしやすい人などは酔い止め、またちょっとした切り傷や、すり傷でも重大な合併症の元になることもありますので消毒薬、そのほかに下痢止めなどの救急セットを用意しておくとよいでしょう。

旅行中は食べ過ぎてしまい高血糖を招くこともありますが、観光等で普段の生活よりも活動量が増え、低血糖になることも少なくありません。より一層注意しながら、楽しい時間をお過ごしください。
posted by 岡本内科クリニック at 11:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする