2017年05月02日

インスリン注射の手技をもう一度確認しませんか?

当院では、インスリン加療を受けていらっしゃる方が多く、使い方や不具合について質問を受けることがあります。その中で多く聞かれる質問に、@インスリン液が漏れる、A注射器の中のネジが壊れた、といったものがあります。どちらの場合も、注射器に針をつけたまま持ち運びをしていることが原因として考えられます。皆さんは、注射器に針をつけたまま持ち運んでいることはないでしょうか。
針は、衛生面や痛みの軽減のためにも、毎回取り替えるよう説明していますが、簡便さから針をつけたままインスリンを持ち運びしている方もいらっしゃるようです。しかし、針をつけたままにしていると、針先からインスリン液が漏れたり、針穴から空気が中に入ってしまいます。その結果、ピストン棒とゴム栓との間に隙間ができ、インスリン注入ができないといったような故障の原因となってしまいます。
インスリン注射は、毎日のことですので、慣れてくると「自分のやり方」になりがちです。慣れたかなと思った頃、もう一度その使い方を見直して、気をつけるべき点(空打ち、針の装着、注射部位、注射するタイミング等)について再確認してみてください。
また、注射器の不具合については、もちろん使い方だけの問題ではない場合もあります。
何か少しでも異常を感じたら、スタッフに確認してみてください
posted by 岡本内科クリニック at 09:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月28日

旅行中のインスリンの取り扱いについて

 すっかり暖かくなり、ゴールデンウィークに旅行に行かれる方もいらっしゃると思います。以前、「普段と違う生活の際には」で旅行中の注意事項をお知らせしましたが、旅行中のインスリンの取り扱いはどのように注意したら良いのでしょうか…。
@ インスリンの持ち運びについて
 インスリンは極端な温度変化に弱く、製剤によってバラつきはありますが30℃を超えると物質が変化してしまう製剤もあります(詳細はスタッフ、主治医にお尋ねください)。
その為、これからの季節は車内に放置したりせず、炎天下の中歩く場合は保冷剤や冷たい飲み物と一緒にカバンの中に入れて持ち歩きましょう。また、保冷剤が冷たすぎてインスリンが凍ってしまう。。。ということが無いように、保冷剤をタオルでつつむことも大切です。
 また、紛失を備えて予備のインスリンを別のバックに入れておくことも大切です。
A インスリンの機内持ち込みについて
 国内であれば、問題ないようですが心配な場合は、糖尿病連携手帳や糖尿病カードなどを持ち歩き、糖尿病と診断されていることが提示できると良いでしょう。また、海外に行かれる際にも糖尿病カードや海外渡航用のカードに治療内容を記入しますので、心配な方はスタッフにご相談ください。
 また、インスリンは荷物として預けると凍ってしまう場合があります。必ず、手荷物の中に入れ機内に持ち込むようにしてください。

旅行中は会食の機会も増え高血糖になりやすく、尿量も増え脱水傾向になります。また、気温上昇に伴い汗をかくため、さらに脱水を悪化させ場合によっては生命の危機に至ることもあります。こまめに水分を摂ることを心がけましょう。また、逆に観光地を歩き回り、運動量が多くなるため予期せぬ低血糖を招くこともあります。休息を充分にとり、ご自身の普段の食事量や運動量と比べてみてどうか考え、低血糖予防のジュースやブドウ糖を持ち歩くことで低血糖を防ぎましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 14:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月26日

早食いが良くないわけは?

血糖値を下げるホルモンである【インスリン】は、基礎分泌と追加分泌の2つがあります。24時間ほぼ一定量が少しずつ分泌されているインスリンを基礎分泌、食事によって血糖値が上昇し始めることに反応して分泌され始めるインスリンを追加分泌といいます。食べるスピードが早すぎると、インスリンの分泌が血糖値の上昇に間にあわず、食後に血糖値が高くなりやすくなります。とくに糖尿病の方は、インスリン追加分泌のタイミングが遅いことが多く、早く食べることの悪い点が強調されてしまいます。
 また食べるスピードが早いほど、過食になりやすいこともわかっています。理由としては、食事でお腹が満たされても、それを「満腹になった」と脳に伝達するまでには時間差があり(およそ15分〜20分といわれています)、この時間差の間に食べてしまう量が多くなるためと考えられています。
食事の時間を長く取ることが難しい方もいらっしゃるかと思いますが、なるべく時間をかけながらよく噛むことを意識して(1口で30回噛むことが理想です)食べるように心がけてみて下さい。

10graph1インスリン.gif
posted by 岡本内科クリニック at 15:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする