2017年02月09日

ドレッシングをかけすぎていませんか?

食事療法のなかで、野菜をたくさん食べるように心がけることは多くの方が意識していると思います。皆さんご存知のように、野菜は食物繊維が豊富であり血糖値の上昇をゆるやかにする効果があります。当院でも初回の栄養指導の際に、野菜を食べる習慣をつけてくださいとお話しています。
とある調査では、野菜を食べる際にドレッシングを利用する人の割合は、全体の9割という報告があり、野菜を食べる時にドレッシングは必須アイテムとなっているようです。さらにその中の9割が市販のドレッシングを使用しているとのことです。
また種類としては、和風ドレッシング・マヨネーズ・胡麻ドレッシングの人気が高いようです。
和風ドレッシングは玉ねぎなどの野菜をベースにしているものが多く、ノンオイルのものは、他と比較して低カロリーです。しかし食塩量が多くかけすぎには注意が必要です。
マヨネーズは大さじ1杯で約84kcalと高カロリーなドレッシングです。カロリーハーフのタイプを選んだり、ヨーグルトなどと混ぜて使いましょう。
胡麻ドレッシングは、ビタミンE等を豊富に含む胡麻を使用していますが、大さじ1杯あたり約60kcalと比較的カロリーの高いドレッシングと言えます。こちらもかけすぎには注意しましょう。
ドレッシングのかわりにレモン汁と少量の塩を混ぜたものや、ポン酢がおすすめ、と栄養指導の際はよくお話ししますが、味噌とレモン汁、水を全て大さじ1で混ぜ合わせたドレッシングも手作りのノンオイルで美味しく食べることが出来ます。
様々な味付けで、引き続き野菜をたくさん食べるよう心がけましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 09:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月09日

何のための頸動脈エコー!?

糖尿病では3大合併症(網膜症、腎症、神経障害)が知られていますが、その他に、動脈硬化症(血管の老化)が糖尿病ではない方と比較して、10年以上早く進行することが分かっています。その結果、動脈硬化症を原因とする虚血性心疾患や脳梗塞、閉塞性動脈硬化症の発症率は糖尿病ではない人と比べて3倍以上であると言われています。
 動脈硬化は、血管の内膜の障害から始まります。高血糖状態により、血管の内側が傷つき、そこにコレステロールなどがたまり、血管壁が厚く硬くなることで、動脈硬化が進んでいきます。また、食後の高血糖が動脈硬化を進展させる、ということが分かってきており、境界型や、比較的HbA1cが高くない方でも、すでに動脈硬化が進行しています。
  動脈硬化によって起こる心筋梗塞や、脳卒中は糖尿病患者さんの主要な死因となっていることから、動脈硬化の評価はとても重要です。かねてより頸動脈の病変が全身の動脈硬化症の程度を反映していることが分かっており、当クリニックでも糖尿病患者さんについては、全員に、頸動脈エコー検査を行っています。
  患者さんの中には、血糖値だけを改善すれば良いと思っている方も多く、当院での様々な検査に戸惑う方もいらっしゃいます。しかし、高血糖状態が全身の血管や臓器に影響を与えていることから、血糖値だけを改善するのでは、患者さんの長期での健康管理は難しいと実感しています。当院では、多方面から患者さんの全身状態を把握し、適切な治療をさせて頂いております。何のための検査なのか、疑問に思ったらいつでも医師やスタッフに尋ねてください。
posted by 岡本内科クリニック at 12:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする