2015年07月30日

ご飯を減らしておかずを食べ過ぎていないですか?

通院中の方とお話をしていると、「最近ごはんを減らしています」とよく耳にします。
しかしよく聞いてみると、代わりにおかずをたくさん食べている方が多くいらっしゃいます。
もちろん元々の食事量が多い方は主食のお米も適量に減らす必要がありますが、たんぱく質(肉・魚・卵・大豆など)や脂質(揚げ物・肉の脂身・ドレッシングやマヨネーズ)はカロリーが高く、おかずを増やすとカロリー過多になります。
ご飯のかわりに豆腐を1丁食べるという方がいらっしゃいますが、1丁で200〜250kcalあり、白米を小さめの茶碗1杯食べる方が低カロリーです。
ご飯を減らしたのに、体重が減らないと感じている方はおかずを食べ過ぎていないか確認して下さい。ただし、野菜を増やすのはOKです。(いも類・かぼちゃ・根菜類は糖質が多いので注意しましょう)
減量するとインスリンの効きが良くなることや分泌量が正常化することにより血糖コントロールの改善が期待できます。体重が5%減るとHbA1cが0.6%減るという研究結果も出ています。(例えば…体重60kgの方の場合は3kg減らすだけです!)
炭水化物・たんぱく質・脂質をバランス良く摂るようにして、まず適正体重に近づけるよう心がけましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 13:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月29日

尿検査は何のため?

当院では糖尿病の患者様に月に1回採血と尿検査を行っています。
尿検査って糖が出ていないか調べるだけじゃないの?と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、尿糖以外にも色々な情報を得ることができます。
インスリンは体に取り込まれた糖質をエネルギーに変える働きをしています。しかし、糖尿病の方では、インスリンが不足したり、その感受性の低下(効果の減弱)などの理由によって糖質が十分あるにもかかわらず、それをエネルギー源としてうまく利用できない場合があります。その様な場合、人はインスリンが無くても、利用できる脂肪をエネルギー源とします。しかし、その結果、身体には毒性のあるケトンが蓄積されることがあります。その他にも運動後や嘔吐、下痢、極端な食事制限などでも尿中ケトン体として出現することがあります。必ずしも毒性のあるケトンが蓄積されているとは限らないため、尿中ケトン体がみられた場合、診察時に原因別に対処していきます。
 次に尿の濃さ(尿比重)も大切な情報です。当院では、その結果で、水分摂取が足りているか判断し、その都度、患者さんに飲水を促しています。夏場は特に喉が乾いていなくても水分摂取の必要性があり、尿比重で必要性を判断することができます。
その他に腎症の有無を調べるため、尿蛋白を検査しています。通常の検査では、−(陰性)、+−、+などで判断していますが、より詳細な尿検査として、早朝尿を持参して頂き、尿蛋白(微量アルブミン尿)を調べます。糖尿病腎症の早期発見に最も重要な指標になります。
このように尿検査から、尿糖以外の様々なことがわかります。
検査をうけることで、ご自身の現在の病状を理解し、糖尿病に対する知識を深めると、より良い血糖コントロールに繋がるのではないでしょうか。


posted by 岡本内科クリニック at 12:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月15日

眼科での定期検査はされていますか??

糖尿病の合併症の1つである糖尿病網膜症は、初期の段階では、自覚症状はありません。症状が無いからといって、つい眼科への受診を先延ばしにしたり、通院を中断してしまったりいうことはありませんか?
 糖尿病網膜症は失明の原因として、緑内障につぐ第2位です。糖尿病患者さんで毎年3000〜4000人の方が糖尿病網膜症を発症し失明に至っています。
糖尿病と診断された直後では、網膜症を発症している方は非常に稀です。しかし、2型糖尿病歴が5年未満だと14%、15〜19年で57%の方が糖尿病網膜症を合併しています。つまり、糖尿病歴が長いほど、網膜症を発症するリスクが高くなります。
 また、糖尿病網膜症は発症初期の単純網膜症前期であれば、良好な血糖コントロールと血圧管理によって改善することがあります。しかし、病期が進んでしまうと不可逆的(治らない)といわれており、発症させないことや悪化を防ぐことが大切です。
 糖尿病の方でまだ網膜症を発症していない方も、年に1回は眼科で定期検査をして網膜症の早期発見に努めましょう。また、網膜症の方は、網膜症の段階によって年に1回、3-6か月に1回、1-2か月に1回と、眼科での定期検査が必要ですので医師に確認して下さい。
 症状がなくても定期的に眼科を受診し、網膜症の発症と悪化を防ぎましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 16:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする