2016年01月13日

カフェインについて

「カフェイン」と聞くとコーヒーを想像する方が多いと思いますが、緑茶・紅茶・ウーロン茶・ココア・栄養ドリンクなど様々なものに入っています。
カフェインの主な作用として
・覚醒作用
・利尿作用
・皮下脂肪燃焼作用
などがあげられます。およそ30分〜1時間で効き始め、2〜4時間効果が持続します。目覚めの1杯としては効果的といえるでしょう。
しかし、カフェインはメリットだけではなく気をつけなくてはいけないデメリットもあります。
・胃酸の分泌を促し胃を荒らす
・神経が興奮状態になる為自律神経が乱れ、血圧が高くなったり眠りが浅い状態になる
・利尿作用が強く脱水が懸念される
以上の点が上げられます。特に脱水症状になると血液が濃くなり高血糖の状態が続きます。
高血糖が長く続くとケトン体という酸性の物質が血液中に増え、血液が酸性になります。症状が悪化すると意識障害や昏睡になることもあるので、十分な注意が必要です。
水・麦茶・そば茶などはカフェインがほとんど含有されていないので脱水を防ぐためにも、積極的に摂取するようにして下さい。また、カフェインの入っている飲み物は適量にとどめましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 15:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月05日

傷が治りにくと思うことありませんか

 糖尿病患者のみなさん、なんだか傷が治りにくいと感じたことはないでしょうか。クリニックに通院されている皆様の中に、「猫に引っ掻かれ、すぐに治ると思い放置していたらどんどん腫れてきた」「足の小さな傷が、気付いたら膿んでいた」といった症状で受診される方が少なくありません。そこで、今回は、糖尿病患者さんの傷が治りにくい、また悪化しやすい理由を幾つかご説明いたします。

@ 高血糖状態によって、白血球の働きが弱まる
白血球は血液中に存在し、外部から侵入した細菌などと戦う役目がありますが、高血糖状態では白血球の働きが弱まり細菌に対する抵抗力が十分に発揮されません。そのため、傷が治る前に、感染を起こしやすく悪化させやすいのです。
A 血流が悪く、酸素が行きわたらない
高血糖によって血流が悪くなると、傷を治すために必要な酸素や栄養が十分に行きわたらなくなってしまい、傷の回復が遅くなってしまいます。
B 高血糖を栄養として、病原菌が活発になる
C 神経障害によって、異常に気付きにくい
神経に障害が出ている場合、感覚が鈍って痛みを感じづらく、小さな傷に気付かないうちに感染症が進行してしまいます。
D 血糖値が上昇する
一度細菌に感染すると、血糖値を下げる働きをもつ、インスリンの効果が弱くなり、血糖値がさらに高くなります。高血糖の状態が続くと、感染症をさらに進行させてしまうという悪循環が生まれます。
  
 上記のような理由により、糖尿病患者さんは健康な人に比べて、様々な感染症にかかりやすく、重症化しやすく、治りにくい、ということになります。
 そのため、血糖値を良好な状態にコントロールすることはもちろんのこと、普段から、適度な運動、バランスのとれた栄養の摂取、ストレス発散をし、できるだけ健康的な生活を心がけ、病原菌に対する抵抗力をつけておくことが大切です。また、少しの傷でも放置せず、よく観察し、治りが悪いなどの異変に気づいたら、主治医に早めに相談するようにしましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 09:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする