2016年04月02日

骨を丈夫に保つ

糖尿病の患者さまは骨折しやすく、頻度は糖尿病でない人の2〜4倍といわれています。
それにはインスリン作用不足をはじめとする様々な原因があります。
インスリンは血糖値を下げるだけではなく、骨代謝にも様々な影響を与えています。インスリンの作用が低下すると@骨芽細胞の減少A尿中カルシウム・マグネシウムの不足B活性化ビタミンDの不足Cコラーゲンの減少などの機序により、骨量減少が進行します。
高血糖の状態が続くと糖化反応が進み、たんぱく質が糖と結びつく糖化反応や酸化により生成される悪玉架橋が増え、骨質が低下します。
また、合併症である腎症が進行すると副甲状腺機能亢進・活性型ビタミンD減少などにより骨が折れやすくなります。
骨量を維持し骨折を予防する為にはまず、カルシウムを充分量とれるよう意識しましょう。
日本人の平均摂取量は500mg程度であり、所要量の600mgに達していません。
皆さんご存知のように牛乳や小魚に多く含まれます。しかし、牛乳は飲みすぎるとエネルギー・脂質ともに過多になります。小松菜・大根の葉・ひじきにも多く含まれますので積極的に献立に取り入れてみて下さい。
腸からのカルシウム吸収を増やす活性型ビタミンDの元になるビタミンDや骨形成を促進するビタミンKをとることも重要です。ビタミンDは脂身の多い魚に多く(摂り過ぎは注意です)、ビタミンKは緑色野菜や納豆に多く含まれます。
また適度な運動は骨に刺激を与えて、血行も良くなり骨形成が促進します。ただし急に負荷の大きい運動を行うと却って骨折の危険がありますので主治医と相談して下さい。
posted by 岡本内科クリニック at 17:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする