2016年05月07日

症状がない!?糖尿病

初診でいらした方の健診結果を見ると、もう何年も前から高血糖を指摘されていたにも関わらず、一度も医療機関を受診していない、という方が時々いらっしゃいます。受診をしなかった理由で、多忙であるからと答える方を多く見受けますが、その他に症状が無いからと答える方も多くいらっしゃいます。
しかし、症状が出てからでは遅いのが糖尿病の特徴です。軽度の高血糖でも、合併症は着実に発症し進行して行きます。 糖尿病の症状でよく言われる【異様な程喉が渇く】【トイレが近い】【体重が一気に減った】などの症状は、かなりの高血糖状態が続かなければ現れない方も多く、その程度も人様々です。
自覚症状がないため、高血糖状態に気付かず放置していると、全身の様々な臓器に障害をもたらします。糖尿病の三大合併症をご存じでしょうか。高血糖が持続すると、最初に出現しやすいのは、神経障害(手足がしびれる、ふらつくなどの症状)です。次に、糖尿病網膜症(眼球の網膜が損傷し、場合によっては失明します)さらには、糖尿病性腎症(腎臓の機能が低下)を発症し、人工透析になる可能性が出てきます。これらの合併症を防ぐためにも、症状が出現する前からしっかりと糖尿病を治療していくことが重要となります。
最近では産業医や保健師さんが指導をしている会社も多いようですが、十分な説明なしに、健診結果だけを渡される場合もあります。ご自分の結果は、必ずご自身で確認し、高血糖を認めたら、症状が無くても放置せず、必ず受診するようにしましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 14:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする