@ インスリンの持ち運びについて
インスリンは極端な温度変化に弱く、製剤によってバラつきはありますが30℃を超えると物質が変化してしまう製剤もあります(詳細はスタッフ、主治医にお尋ねください)。
その為、これからの季節は車内に放置したりせず、炎天下の中歩く場合は保冷剤や冷たい飲み物と一緒にカバンの中に入れて持ち歩きましょう。また、保冷剤が冷たすぎてインスリンが凍ってしまう。。。ということが無いように、保冷剤をタオルでつつむことも大切です。
また、紛失を備えて予備のインスリンを別のバックに入れておくことも大切です。
A インスリンの機内持ち込みについて
国内であれば、問題ないようですが心配な場合は、糖尿病連携手帳や糖尿病カードなどを持ち歩き、糖尿病と診断されていることが提示できると良いでしょう。また、海外に行かれる際にも糖尿病カードや海外渡航用のカードに治療内容を記入しますので、心配な方はスタッフにご相談ください。
また、インスリンは荷物として預けると凍ってしまう場合があります。必ず、手荷物の中に入れ機内に持ち込むようにしてください。
旅行中は会食の機会も増え高血糖になりやすく、尿量も増え脱水傾向になります。また、気温上昇に伴い汗をかくため、さらに脱水を悪化させ場合によっては生命の危機に至ることもあります。こまめに水分を摂ることを心がけましょう。また、逆に観光地を歩き回り、運動量が多くなるため予期せぬ低血糖を招くこともあります。休息を充分にとり、ご自身の普段の食事量や運動量と比べてみてどうか考え、低血糖予防のジュースやブドウ糖を持ち歩くことで低血糖を防ぎましょう。