針は、衛生面や痛みの軽減のためにも、毎回取り替えるよう説明していますが、簡便さから針をつけたままインスリンを持ち運びしている方もいらっしゃるようです。しかし、針をつけたままにしていると、針先からインスリン液が漏れたり、針穴から空気が中に入ってしまいます。その結果、ピストン棒とゴム栓との間に隙間ができ、インスリン注入ができないといったような故障の原因となってしまいます。
インスリン注射は、毎日のことですので、慣れてくると「自分のやり方」になりがちです。慣れたかなと思った頃、もう一度その使い方を見直して、気をつけるべき点(空打ち、針の装着、注射部位、注射するタイミング等)について再確認してみてください。
また、注射器の不具合については、もちろん使い方だけの問題ではない場合もあります。
何か少しでも異常を感じたら、スタッフに確認してみてください