2017年11月29日

寒い日にも身体を動かしましょう!

 12月も近くなり、寒い日も多くなってきました。今まで、散歩やウォーキングを積極的に行っていた方でも、「寒くて外に出たくない、また今度にしよう」と思う日があるのではないでしょうか。
 糖尿病の方にとって運動は、ダイエットの目的だけではなく、インスリン抵抗性(インスリンが効きにくい状態)を改善し、血糖コントロールを良好な状態に保つ有効な治療のひとつとなります。運動療法の目安として、散歩、水泳、ウォーキングなどの有酸素運動を、1回につき15〜60分程度、食後1〜2時間以内に、週3〜5回行うこと、と言われています。しかし、なかなか運動する機会を得られていない方も多く、寒い日が続くとさらにその機会が遠のきがちです。
 そのような場合、まずは、日常生活で体を動かすことを心掛けるようにしてみて下さい。例えば

@ テレビ見ながらスクワット
A 窓拭きをする際は、腕を意識しながら大きく拭く
B テレビを見ながら、体の後ろに両手をつき、両足をあげ腹筋に力を入れる
C 歯を磨きながら、かかとの上げ下げをする
D 電車に乗る際は、座席に座らない
E 外出の際は、なるべく階段を使う
F 目的の駅の一駅前で降りて歩いてみる

その他、ラジオ体操や、万歩計をつけてみることもお勧めします。歩数として、【一万歩】歩くことが推奨されていますが、全く歩いていなかった方が、【一万歩】歩くことは大変なことです。まずは、普段ご自身が何歩程度の歩数なのかを知り、普段より【1000歩】多く歩くことを目安に始めてみて下さい。
運動の時間を作るのが難しい場合、特別な運動をせずに、日常生活で体を動かす機会を増やすだけでも、長期間継続すれば効果があります。
ちょっとした工夫や意識で活動量をアップさせ、運動療法を生活の中に取り入れ寒い冬を乗り切ってください!!
posted by 岡本内科クリニック at 14:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月22日

動脈硬化検査(PWV)について

動脈硬化という言葉を耳にした方も多いと思います。動脈硬化とは、加齢などで血管の壁が固く変化したり、血管が細くなり血液が流れにくくなる状態です。血流が途絶えると、そこから先への酸素も途絶え、ついには細胞が死んでしまいます。この状態が、脳で起こると脳梗塞、心臓で起こると狭心症や心筋梗塞の原因となります。
動脈硬化の原因は加齢、タバコ、高血圧、肥満、糖尿病と様々です。その中でも、糖尿病の患者さんは高血糖により血管が傷つきやすい状態になっています。血管内に傷がつくと、血管内の小さな傷にコレステロールが溜まり、血液がスムーズに流れにくくなってしまいます。そのため、血糖コントロールが悪いと、より動脈硬化の進行を速めてしまいます。また、血糖コントロールだけでなく高脂血症や高血圧も進行の原因となるので、管理が大切です。
当院では、その動脈硬化の程度、進行具合を測定するめに、PWV(脈波伝潘速度)検査を行っています。こちらは、横になったまま、両手と両足に血圧計を巻いて行い、2分程度で終わる検査です
ご自身の生活を見直すきっかけになりますので、検査は定期的に受けて頂くことをおすすめしております。ご希望の方はスタッフまでお声かけください。
posted by 岡本内科クリニック at 11:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月02日

料理教室を開催しました!


10月20日に料理教室を開催しました。
下にレシピを添付しましたので、是非ご覧ください。
今回はドライカレーに豆腐を使用してカサ増しをすることで脂質の多い挽肉・白米の量を減らしました。
糖質少なめでたんぱく質が豊富な血糖値が上がりにくいメニューですが(カロリーも約500kcal前後です!)、参加した方はとてもお腹がいっぱいになったと仰っていました。
当院では定期的に糖尿病の方に向けた料理教室を開催しております。
試食のお時間には、患者様同士で楽しくお話しして頂いたり、管理栄養士が相談を受けたりもしております。
院内でのお知らせや、こちらのブログでも紹介しますので、是非お気軽にご参加ください。

料理教室2017秋.docx
posted by 岡本内科クリニック at 11:14| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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