2018年02月20日

寒い時期の入浴について

一日の疲れをとる入浴は、みなさんが日常的に行っていることですが、そこには危険もはらんでいます。ヒートショックという言葉を耳にしたことがあるでしょうか。急激な温度差によって起こる、血圧の急変動などが身体に及ぼす衝撃の事です。ヒートショックに関連した入浴中の死亡者数は年間1万9千人にも昇ります。
はじめに、入浴時の血圧の変化を見てみましょう。脱衣所で服を脱ぐと、熱が逃げないように交感神経が盛んに働き、血管が縮んで血圧が上がります。湯船に入りお湯につかることで、交感神経が一時的に作用し、さらに血圧が上がります。しかし、身体がお湯に慣れてくると血管が広がって今度は血圧が低下します。その後、脱衣所に出ると寒さで再び血圧が上がります。脱衣所が10℃、お湯の温度が41℃での血圧の変化は、洋服を脱ぐと15mmHg血圧上昇し、お湯につかった直後は更に25mmHg上昇するという報告もあります。
このように入浴時は血圧の変化が激しくなることが分かります。寒さなどで血圧が急激に上昇すると、血管に圧がかかってしまうため、脳出血を起こしやすくなります。湯船に浸かり血圧が低下し、汗をかいて血管内が脱水になると血液がドロドロになります。結果、血管が詰まり脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすことがあり、元々降圧剤を服用している方にとっては、さらにリスクが高くなります。
血圧の急激な変化を起こさないようにするためにも、脱衣所や浴室内は暖房を使用するなどして温めておきましょう。浴室に暖房が無い場合、シャワーで湯船にお湯をためると浴室内の温度が上がります。また、熱いお湯につかると血圧の上昇が激しくなるため、42℃を超えるお湯には入らないように注意しましょう。さらに入浴中は気づかぬうちに汗もかいていることから、入浴前後にしっかり水分補給を行うことも大切になってきます。
 日常的に行う入浴でも、場合によっては重大な事故を引き起こすこともあります。ちょっとした工夫がご自身の健康を守ることに繋がりますので、心がけていきましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 17:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

噛む回数を増やして食べるようにしましょう

食事の際、噛む回数を増やすと良い、と聞いたことはないでしょうか?
短時間に大量の食事を摂取してしまう、いわゆるドカ食いは、短時間で血糖値を急激に上昇させてしまいます。
しかしよく噛みながらゆっくり食事を続けると、血糖値が急激に上昇するのを予防し、ゆるやかになります。
その他にも30回以上噛むことによって満腹中枢が刺激され、さらには視床下部から抗肥満ホルモンが分泌されます。同じ食事量でも満腹感を得ることが出来、減量の効果も期待できます。
他にも唾液の分泌が増える事で、口腔内の浄化作用、消化器官の負担軽減、認知症予防などたくさんの効果があると言われています。

是非、食事の際は【一口で30回】を心がけ、習慣付けてみて下さい。
また、食べている途中から食べ物が喉に落ちていくようであれば、一口の量が多いといえますので、口に入れる量を少なくしてみて下さい。

<噛む回数を増やすポイント>
@一口の量を減らす
A食事の時間に余裕をもち、ゆっくり食べる
Bまずは噛む回数を5回増やす(出来れば30回)
C食材は大きく、厚めに切る
D歯ごたえのある食材を選ぶ。茹で野菜は少し硬めに調理する。
posted by 岡本内科クリニック at 16:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする