2018年04月12日

普段のご飯の量、わかりますか?

当院では、糖尿病患者さんに対し、糖尿病療養指導士である管理栄養士がいつでも栄養指導できる体制となっています。糖尿病や減量を必要とする患者さんに栄養指導を行う際に、カロリーとともに主食の目安量をお伝えしています。自炊をされる方は、ご飯の量を計ることができますが、外食が中心の方には表示が無い限り量の把握は難しいです。そこで、今回は外食の際、目安になるご飯の量をお伝えします。

 ・コンビニおにぎり・・・約100g
 ・コンビニ海苔巻き・・・約95g
 ・牛丼屋並盛・・・約260g
 ・牛丼屋大盛・・・約320g
 ・ファミレスご飯・・・約180g〜220g
 ・寿司一貫(=2個分)・・・約40g
 ・いなり寿司1個・・・約20g

外食の際に残すことに抵抗を感じる為、食べ過ぎてしまうという方も多いのではないでしょうか。そのような場合、ご飯の量を知っていることで、注文時に「ご飯を半分にしてください。」等とお願いすることができ、簡単なカロリー調整を行う事ができるようになると思います。100gのご飯を減らすだけで168kcal減らす事ができるので、1日1回主食量を気にすることができるだけでも、1カ月に500g強の減量につながります。外食が中心のため、減量は出来ないと思っている方は、外食の際のご飯の量を知り、積極的に減量に取り組むきっかけにしてください。 具体的なカロリーと主食量の目安については、当院医師または管理栄養士にお気軽にご相談下さい。
posted by 岡本内科クリニック at 16:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月22日

糖尿病の人は骨折にも注意!

糖尿病で治療中の皆さんは、糖尿病のコントロールが悪いと様々な合併症を引き起こしてしまう、ということをご存知かと思います。よく知られている合併症に三大合併症(網膜症、腎症、神経障害)がありますが、そのほかに骨粗鬆症や骨折とも糖尿病は深い関係があり、糖尿病の人は、骨折しやすくその頻度は糖尿病がない人の約2倍近くに上昇するといわれています。
骨折の要因となる骨の強さは、骨量と骨質の2つの要素で成り立っています。インスリンには血糖値を下げる働きのほかに、骨芽細胞(骨を造る細胞)に作用して骨の形成を促す働きがあります。1型糖尿病では、インスリンがほとんど分泌されないため、骨形成が低下し骨粗鬆症になりやすくなります。一方、2型糖尿病では、骨量は糖尿病でない人と同じ程度保たれていますが、高血糖状態により終末糖化産物(老化をすすめる原因物質)が形成され、骨質が悪化することにより骨粗鬆症になりやすくなります。
また、高齢に伴い骨がもろくなるのはもちろんのこと、特に女性は、閉経を機に骨密度を保つ働きのある女性ホルモンの分泌が急激に減少し、骨量が少なくなりますので、より骨折に注意しなければなりません。
骨粗鬆症を予防するためにも、血糖コントロールを良好な状態に保つのはもちろんのこと、食事や運動などの生活習慣を見直すことが予防に効果的です。カルシウムを多く含む乳製品、魚、豆製品、緑黄色野菜。カルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含むサケ、サンマ、ウナギ等の魚類や干し椎茸を積極的にとることをお勧めします。
また、当院では、骨密度測定の検査を行うことが出来ます。ご希望の方は、スタッフにいつでもお声掛けください
posted by 岡本内科クリニック at 11:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月20日

寒い時期の入浴について

一日の疲れをとる入浴は、みなさんが日常的に行っていることですが、そこには危険もはらんでいます。ヒートショックという言葉を耳にしたことがあるでしょうか。急激な温度差によって起こる、血圧の急変動などが身体に及ぼす衝撃の事です。ヒートショックに関連した入浴中の死亡者数は年間1万9千人にも昇ります。
はじめに、入浴時の血圧の変化を見てみましょう。脱衣所で服を脱ぐと、熱が逃げないように交感神経が盛んに働き、血管が縮んで血圧が上がります。湯船に入りお湯につかることで、交感神経が一時的に作用し、さらに血圧が上がります。しかし、身体がお湯に慣れてくると血管が広がって今度は血圧が低下します。その後、脱衣所に出ると寒さで再び血圧が上がります。脱衣所が10℃、お湯の温度が41℃での血圧の変化は、洋服を脱ぐと15mmHg血圧上昇し、お湯につかった直後は更に25mmHg上昇するという報告もあります。
このように入浴時は血圧の変化が激しくなることが分かります。寒さなどで血圧が急激に上昇すると、血管に圧がかかってしまうため、脳出血を起こしやすくなります。湯船に浸かり血圧が低下し、汗をかいて血管内が脱水になると血液がドロドロになります。結果、血管が詰まり脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすことがあり、元々降圧剤を服用している方にとっては、さらにリスクが高くなります。
血圧の急激な変化を起こさないようにするためにも、脱衣所や浴室内は暖房を使用するなどして温めておきましょう。浴室に暖房が無い場合、シャワーで湯船にお湯をためると浴室内の温度が上がります。また、熱いお湯につかると血圧の上昇が激しくなるため、42℃を超えるお湯には入らないように注意しましょう。さらに入浴中は気づかぬうちに汗もかいていることから、入浴前後にしっかり水分補給を行うことも大切になってきます。
 日常的に行う入浴でも、場合によっては重大な事故を引き起こすこともあります。ちょっとした工夫がご自身の健康を守ることに繋がりますので、心がけていきましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 17:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする