2017年07月18日

夏場のインスリンの保管、持ち運びについて

7月に入り、暑い日も多くなってきました。皆様、インスリンの保管や持ち運びはどのようにされていますか。インスリンは凍らせたり、30度以上の高熱にさらされたりすると変性してしまい期待される効果が得られないことがあります。そこで、当クリニックでは、使用中のインスリンは直射日光の当たらない室温保存、未開封の物は凍らないよう冷蔵庫の開き扉にあるポケットでの保管をおすすめしています。
 また、このような暑い日にインスリンを持ち運ぶ際も注意が必要です。暑くなり過ぎた車内や、会社のロッカー内に置きっぱなしにすることがないよう注意して下さい。インスリンを持ち運ぶ時は、なるべく保冷バック(100円ショップ等で売っています)に入れ
@保冷剤と一緒に入れる(凍った保冷剤を一度タオルで包み、インスリンを凍らせないよう注意してくださ
い)
A冷たいペットボトルの飲み物と一緒に入れる(脱水予防のためにも、飲み物を持ち歩くこともおすすめで
す)
 炎天下で長時間持ち運ぶ際は、このような工夫をしてみて下さい。
 インスリンは変性すると白く濁り塊が出来ますので、無色透明のインスリンが変化してしまったら使用せず、新しいインスリン製剤を使用するようお願い致します。また、予備のインスリンが無い場合は、速やかに受診し新しい製剤を処方してもらうようにしてください。
 夏は様々なイベントがあるかと思います。もう一度保管方法について確認し、楽しい夏を迎えましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 17:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月05日

低血糖の時にジュースを飲むのはだめですか?

近年の糖尿病の治療では、低血糖にならない治療法を選択することが多くなっています。しかし病状によってインスリンやSU薬(アマリール、グリミクロン、オイグルコン等)を選択した場合は低血糖に注意が必要です。低血糖になってしまった際はすぐに糖質を摂取して血糖値を上げるよう、対応しなければいけません。
糖質にはいくつか種類があり、単糖類であるブドウ糖は体のエネルギー源に素早く変換され、血糖値をすぐに上昇させ、体内のエネルギーとして即座に利用できます。
低血糖の際はブドウ糖を摂取し、血糖値をすぐに上昇させることが重要になりますが、反対に普段の生活でブドウ糖を摂りすぎると血糖値が上がりやすくなるというわけです。
ブドウ糖を多く含む食品としては、ご飯、パン、うどん(麺類)、はちみつ、バナナ、ごぼう、いも類、ラムネ、清涼飲料水などがあげられます。
果汁を含むジュースはブドウ糖と果糖という単糖類を合わせた二糖類で構成されている為、ブドウ糖のみを含むものよりも吸収が遅くなります。果汁100%のジュースの場合、さらにスピードは遅くなります。
低血糖の際はブドウ糖を多く含む食品を摂取することもおすすめですが、ブドウ糖そのもののタブレットや粉状のものを摂取することが1番です。
当院でもインスリン治療の方にブドウ糖をお渡ししています。また薬局やドラッグストアでも販売しています。
何かご不明な点等がありましたら、お気軽に院長もしくは管理栄養士までお問い合わせ下さい。
posted by 岡本内科クリニック at 15:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月15日

注射部位をローテーションしていますか?

インスリンを打たれている方は注射部位を変更されているでしょうか?また、注射部位が腫れたり固くなっているということはありませんか??注射部位を変更せず、皮膚が固くなっているところに注射していると、せっかくのインスリン効果が弱まってしまったり、吸収が不安定になることで予期せぬ低血糖を招く原因ともなります。

@ 注射範囲は広くもつ。少なくても左の脇腹から右のわき腹まで。
A 注射部位を毎回2〜3pずらすことが大切です。
『サイトローテーションシート』
サイトローテーション.png
日本ベクトン・ディッキンソン株式会社
インスリン自己注射
「サイトローテーションシート(成人腹部用)」

 また、注射部位を触ってみて、しこりや腫れているような変化を感じ取れなくても、同じ場所ばかりに注射しているとインスリンの吸収が悪くなり、インスリンが効かなくなっている。ということが多々あります。
さらに、インスリンの単位数が多い方、注射頻度が多い方にしこりや腫れが出来やすいと言われています。

患者さんから「他の場所は痛いので打たない、同じところに打っている。」という声を多く聞きます。しかし、しこりや腫れに注射すると痛みが鈍くなっているため、痛みを感じにくいことがあります。痛くないからとしこりに注射を続けることで、ますますしこりが大きくなっていく…。という悪循環が生じてしまいます。
慣れていない場所に注射をすることは不安に感じることもあると思います。また、長年の注射が自己流になってしまい手技を確認したい方もいらっしゃるかと思います。糖尿病療養指導士の資格を持ったスタッフが注射部位や範囲も確認しますので、どうぞお気軽にご相談ください。
posted by 岡本内科クリニック at 13:45| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする