2012年03月09日

糖尿病足病変

皆さんは、「糖尿病足病変」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
糖尿病と足は意外なほど強い関係があります。日常生活で足に気を遣うことはほとんどありませんが、
糖尿病があると足の手入れがとても大切になります。また、足は清潔に保つことが難しいこともあり、
血糖値の高い状態が長く続くと、神経や血流障害が起きて足にさまざまな異常が現れやすくなります。
今までは、そのままにしていても治っていた、たこや、巻き爪、ひび割れ、靴ずれなどのちょっとした
足の傷が悪化し、場合によっては足を切断しなくてはならなくなることもあります。

このようなことにならないためにも、良好な血糖コントロールの維持と日頃からの足のチェックが必要
です。血糖値が高いと、足の痛みにも気づきにくいことがあるので目でみて観察することが大切です。
靴下を履く時や、足を洗う時によく自分の足を観察する習慣をつけてみてください。
そして、痛みの無い小さな傷の場合でも早めに受診をしてください。
このくらいの傷なら大丈夫だろう!足を見せるのは恥ずかしいな…と思わずに、
少しでも気になったら、スタッフや先生に相談してください。
posted by 岡本内科クリニック at 10:04| Comment(0) | 糖尿病合併症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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