2017年06月13日

無自覚低血糖とは??

皆さんはご自宅での血糖測定で、低血糖の数値(70mg/dl未満)が出た時、症状ないからといって糖分を摂取しないで過ごしている方はいらっしゃいませんか?実際に診察時の採血で低血糖の数値が出ても、「症状もないし、これくらいの数値だったら大丈夫です」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
低血糖は通常、症状として生あくび、空腹感、イライラ、吐き気、手の震えなどの自律神経の症状が現れます。
しかし長期にわたり低血糖を起こす可能性のある内服薬やインスリンを使用している方は低血糖状態に身体が慣れてしまうことがあります。低血糖を繰り返してしまうと、症状が無いまま突然意識がなくなってしまうなど、深刻な中枢神経症状(昏睡、けいれん等)がおこってしまうことがあります。そのことを【無自覚性低血糖】といいます。
無自覚低血糖を起こさないためには、早い段階で低血糖に気づけることが大切です。血糖値が低出た段階で症状が無くても糖分の摂取を行うことで体調の変化に気づくことができ、低血糖症状がでるようになります。
ご自宅で血糖測定を行っている患者様は、低血糖の数値がでた際には症状がなくても糖分の摂取を心がけ、低血糖に身体が慣れることなく初期で気づけるようにしていきましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 16:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月02日

インスリン注射の手技をもう一度確認しませんか?

当院では、インスリン加療を受けていらっしゃる方が多く、使い方や不具合について質問を受けることがあります。その中で多く聞かれる質問に、@インスリン液が漏れる、A注射器の中のネジが壊れた、といったものがあります。どちらの場合も、注射器に針をつけたまま持ち運びをしていることが原因として考えられます。皆さんは、注射器に針をつけたまま持ち運んでいることはないでしょうか。
針は、衛生面や痛みの軽減のためにも、毎回取り替えるよう説明していますが、簡便さから針をつけたままインスリンを持ち運びしている方もいらっしゃるようです。しかし、針をつけたままにしていると、針先からインスリン液が漏れたり、針穴から空気が中に入ってしまいます。その結果、ピストン棒とゴム栓との間に隙間ができ、インスリン注入ができないといったような故障の原因となってしまいます。
インスリン注射は、毎日のことですので、慣れてくると「自分のやり方」になりがちです。慣れたかなと思った頃、もう一度その使い方を見直して、気をつけるべき点(空打ち、針の装着、注射部位、注射するタイミング等)について再確認してみてください。
また、注射器の不具合については、もちろん使い方だけの問題ではない場合もあります。
何か少しでも異常を感じたら、スタッフに確認してみてください
posted by 岡本内科クリニック at 09:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月28日

旅行中のインスリンの取り扱いについて

 すっかり暖かくなり、ゴールデンウィークに旅行に行かれる方もいらっしゃると思います。以前、「普段と違う生活の際には」で旅行中の注意事項をお知らせしましたが、旅行中のインスリンの取り扱いはどのように注意したら良いのでしょうか…。
@ インスリンの持ち運びについて
 インスリンは極端な温度変化に弱く、製剤によってバラつきはありますが30℃を超えると物質が変化してしまう製剤もあります(詳細はスタッフ、主治医にお尋ねください)。
その為、これからの季節は車内に放置したりせず、炎天下の中歩く場合は保冷剤や冷たい飲み物と一緒にカバンの中に入れて持ち歩きましょう。また、保冷剤が冷たすぎてインスリンが凍ってしまう。。。ということが無いように、保冷剤をタオルでつつむことも大切です。
 また、紛失を備えて予備のインスリンを別のバックに入れておくことも大切です。
A インスリンの機内持ち込みについて
 国内であれば、問題ないようですが心配な場合は、糖尿病連携手帳や糖尿病カードなどを持ち歩き、糖尿病と診断されていることが提示できると良いでしょう。また、海外に行かれる際にも糖尿病カードや海外渡航用のカードに治療内容を記入しますので、心配な方はスタッフにご相談ください。
 また、インスリンは荷物として預けると凍ってしまう場合があります。必ず、手荷物の中に入れ機内に持ち込むようにしてください。

旅行中は会食の機会も増え高血糖になりやすく、尿量も増え脱水傾向になります。また、気温上昇に伴い汗をかくため、さらに脱水を悪化させ場合によっては生命の危機に至ることもあります。こまめに水分を摂ることを心がけましょう。また、逆に観光地を歩き回り、運動量が多くなるため予期せぬ低血糖を招くこともあります。休息を充分にとり、ご自身の普段の食事量や運動量と比べてみてどうか考え、低血糖予防のジュースやブドウ糖を持ち歩くことで低血糖を防ぎましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 14:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする