血糖コントロールが悪く、高血糖の状態だとインフルエンザに感染しやすいと以前からお伝えしています(2016年3月)が、体調が悪くインフルエンザが疑われる際には、自分が周りの人に感染を広げてしまわないように注意も必要です。
感染には潜伏期間と呼ばれ、症状が無くてもウイルスや細菌にすでに感染している時期があります。その期間はさらに症状が無いため、感染に気が付かず他の人と接触をして感染を広げてしまうリスクがあります。
他人に感染を広げないために…
1. 手洗い・うがいの習慣化
2. くしゃみや咳 くしゃみや咳が出る場合はマスクをしましょう。マスクが無い場合は、
ハンカチなどで口を覆う。手で覆った場合はどこかに触れる前にすぐに手を洗うことが大切です。また、ハンカチが無い場合は咳エチケットとして、洋服の腕のあたりで口を覆うことが推奨されています。
3. 休息と睡眠をしっかりととり、人込みは避ける
4. 熱が出たら早めに受診
インフルエンザでは避けた方が良いとされている解熱鎮痛剤もあります。受診をしてインフルエンザの検査を受けましょう。
このような感染時には血糖コントロールが悪化することが多く(シックディと呼ばれている)、場合によっては内服薬(特に、SU薬やBG薬)やインスリン単位の調整が必要です。血糖コントロールが乱れていると、回復も遅くなるため悪循環を招きます。体調不良を感じたら早めに受診なさってください。