2017年09月27日

糖質オフのお酒なら大丈夫?

当院では、糖尿病患者様に対し、糖尿病療養指導士である管理栄養士がいつでも栄養指導できる体制となっています。栄養指導の際、お酒の適量についての質問を多く受けます。患者様の中には、糖質を含まないお酒に変更すれば問題ないと考えている方も少なくありません。
お酒の中には、ビール・日本酒を代表とする糖質を含むお酒に対して、焼酎やウイスキーなどの糖質を含まないお酒もあります。日本酒を焼酎に変えれば、問題はないのでしょうか。糖質を含まないアルコールのエネルギーは、体内でブドウ糖に戻ることが無いため、血糖値を上昇させる力はありません。しかし、アルコールそのものが、肝臓内のグリコーゲン(=体の中で蓄えられたブドウ糖のこと)のブドウ糖への分解を促進させる作用がある為、飲酒後は一過性に血糖値が上がります。また、アルコールは1gあたり7kcalと高カロリーでもあり、食欲増進効果もある為、体重増加に繋がりやすいという問題点もあります。そのため、一般的にアルコールには血糖値のコントロールを乱す作用がある為、糖尿病患者様にとって飲酒はよくないとされています。もちろん、糖尿病のコントロールがよい場合には、アルコールの摂り方を工夫して、楽しむことができます。(コントロールが悪い時にはアルコールを控える必要がある場合ももちろんあります。)

当院では、飲酒の習慣がある患者様への栄養指導の際には、『おつまみの内容に注意し、ゆっくり会話を楽しみながら、飲みすぎないようにしましょう。水分補給もしっかりしましょう。』とお話ししています。血糖コントロールが悪化したり、体重増加が目立つ方には一時的に禁酒してもらったりもしています。 おつまみの内容や適正な飲酒量についてなど気になる方は、お気軽に当院医師・管理栄養士にご相談ください。
posted by 岡本内科クリニック at 11:53| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月04日

夏バテ予防に

暑い日が続いておりますが、食欲が落ち、冷たいものを多く摂ってしまうなど、食事内容が偏りがちになっていませんか?
夏バテ予防の為、しっかりと栄養を補給する必要がありますが、食事方法でいくつか注意しなければならない点があります。

汗をたくさんかくこの時期には、水分不足と同時に塩分不足にも注意しなければいけません。最近では熱中症対策として、塩分を多く含む清涼飲料水も販売されています。
しかし、激しいスポーツや肉体労働等で多量の汗をかかない限り、食事から摂る量で十分であり、塩分不足になることはほとんどありません。
逆に清涼飲料水で糖分を摂り過ぎてしまい、血糖コントロールに悪影響を及ぼしてしまうことの方が懸念されます。
熱中症を気にするあまり、清涼飲料水の飲み過ぎには十分に注意してください。

また冷たい麺類やアイスコーヒーなど、冷たい食べ物・飲み物ばかりを摂っていると、体が冷えて胃腸の働きが弱り、夏バテの原因になることもありますので気をつけましょう。

夏が旬であるスイカやぶどう、桃などは水分をたくさん含む果物です。ビタミンやミネラルなどの栄養素を多く含んでいるので、夏バテ予防の食べ物としても効果的です。しかし甘くて美味しいため、食べ過ぎてしまう方が多いです。ビタミン、ミネラルの補給源としてのメリットもありますが、炭水化物(果糖)も多く含まれているので血糖を上げてしまうというデメリットもあります。夏の水分補給の為に、果物をたくさん食べても良いということにはなりません。
種類によって食べられる量は違いますので、食べる前にしっかりと適量を確認してから食べるようにしましょう。

夏バテ予防の食事や果物の適量等、医師や管理栄養士にお気軽にお問い合わせください。
posted by 岡本内科クリニック at 11:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月18日

夏場のインスリンの保管、持ち運びについて

7月に入り、暑い日も多くなってきました。皆様、インスリンの保管や持ち運びはどのようにされていますか。インスリンは凍らせたり、30度以上の高熱にさらされたりすると変性してしまい期待される効果が得られないことがあります。そこで、当クリニックでは、使用中のインスリンは直射日光の当たらない室温保存、未開封の物は凍らないよう冷蔵庫の開き扉にあるポケットでの保管をおすすめしています。
 また、このような暑い日にインスリンを持ち運ぶ際も注意が必要です。暑くなり過ぎた車内や、会社のロッカー内に置きっぱなしにすることがないよう注意して下さい。インスリンを持ち運ぶ時は、なるべく保冷バック(100円ショップ等で売っています)に入れ
@保冷剤と一緒に入れる(凍った保冷剤を一度タオルで包み、インスリンを凍らせないよう注意してくださ
い)
A冷たいペットボトルの飲み物と一緒に入れる(脱水予防のためにも、飲み物を持ち歩くこともおすすめで
す)
 炎天下で長時間持ち運ぶ際は、このような工夫をしてみて下さい。
 インスリンは変性すると白く濁り塊が出来ますので、無色透明のインスリンが変化してしまったら使用せず、新しいインスリン製剤を使用するようお願い致します。また、予備のインスリンが無い場合は、速やかに受診し新しい製剤を処方してもらうようにしてください。
 夏は様々なイベントがあるかと思います。もう一度保管方法について確認し、楽しい夏を迎えましょう。
posted by 岡本内科クリニック at 17:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする